アンクオリジナルシャンプーの洗浄力は弱いのか?それとも強いのか・・・?
アンクオリジナルシャンプーに配合された洗浄成分から、そんな疑問に対する答えを考えてみたいと思います。
アンクオリジナルシャンプー以外のアンククロスブランドのシャンプー、
- アンクオリジナルairy(エアリー)シャンプー
- アッシュシャンプー・ピンクシャンプー
- アンククロス LOA シャンプー
- ディープマリンマッドシャンプー
の各アイテムの洗浄成分・洗浄力の強さについても併せてご紹介します。
アンククロスのシャンプーの購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
アンククロス 各シャンプーの洗浄成分一覧

アンククロスブランドの各シャンプーの洗浄成分を一覧表にまとめました。
なお、各シャンプーに配合されている洗浄成分は数種類ありますが、基本的には配合量の多い2つの成分の特徴が出やすいとされています。
なので表の「洗浄成分」欄には、配合量の多い順に2つの洗浄成分のみ掲載しています。
シャンプー名 | 洗浄成分 |
---|---|
アンクオリジナルシャンプー | ◆ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系) ◆オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(オレフィン系) |
アンクオリジナルエアリーシャンプー | ◆オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(オレフィン系) ◆ココイルメチルタウリンNa(タウリン系) |
アッシュシャンプー・ピンクシャンプー | ◆コカミドプロピルベタイン(ベタイン系) ◆コカミドDEA(洗浄助剤) |
アンククロス LOA シャンプー | ◆コカミドプロピルべタイン(ベタイン系) ◆コカミドDEA(洗浄助剤) |
ディープマリンマッドシャンプー | ◆コカミドDEA(洗浄助剤) ◆コカミドプロピルベタイン(ベタイン系) |
※シャンプー名タップで各シャンプーの説明にリンクしています。
シャンプーの洗浄成分の種類
アンククロスシャンプーの洗浄成分を見る前に、前提知識としてシャンプーの洗浄成分にはどのようなものがあるのかを見ておきましょう。
大きく分けてシャンプーの洗浄成分には、
の6種類があります。
まずこれら6種類の洗浄成分の特徴について見ていきましょう。
高級アルコール系洗浄成分
泡立ちが良くて洗浄力が高く、指どおりも滑らかで使用感も良いのですが、頭皮に対する刺激が強いという特徴があります。
原料が安価なため市販のシャンプーの多くに使われています。
高級アルコール系シャンプーが適している人は、
- 脂性の人
- しっかり汚れを落としたい人
など。
高級アルコール系洗浄成分の主要成分は、
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
などです。
なお名称の「高級」というのは、炭素が6つ以上配合されている成分を指している言葉です。
高価であるとか高品質であるとかいう意味ではありません。
オレフィン系洗浄成分
植物由来の成分で、泡立ち、洗浄力、泡切れなどそれぞれ優れています。
ただし洗浄力が強い分、やはり頭皮への刺激は強めです。
安価なので上にあげた高級アルコール系洗浄成分(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na)に代わって使われることが多くなっています。
オレフィン系シャンプーが適している人は、
- 脂性の人
- しっかり汚れを落としたい人
など。
オレフィン系洗浄成分の主要成分は、
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
です。
石けん系洗浄成分
アルカリ性のため強い洗浄力を持ちますが、頭皮への刺激は弱めの成分です。
使用後は髪のキューティクルが開いてしまうため、酸性のリンスと併用して使うことが必須です。
石けん系シャンプーが適している人は、
- 頭皮が普通肌または脂性肌の人
- カラーやパーマをかけていない人
など。
石けん系洗浄成分の主要成分は、
- 石けん素地
- 脂肪酸
などです。
アミノ酸系洗浄成分
適度な洗浄力で低刺激であるため、髪や頭皮にやさしいのが特徴です。
原料が高価なので他の成分のシャンプーと比較して高価になりがちです。
アミノ酸系シャンプーが適している人は、
- 敏感肌の人
- 抜け毛が気になる人
など。
アミノ酸系洗浄成分の主要成分は、
- ココイルグルタミン酸TEA
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルグリシンK
などです。
タウリン系洗浄成分
洗浄力は弱めで、刺激も少ない洗浄成分。
きめの細かい泡立ちと泡切れの良さも特徴です。
タウリン系シャンプーが適している人は、
- 敏感肌・乾燥肌の人
- 髪にボリュームが欲しい人
など。
タウリン洗浄成分の主要成分は、
- ココイルメチルタウリンNa
です。
ベタイン系洗浄成分
頭皮への刺激が少なくマイルドな洗浄力を持つ成分。
ベビーシャンプーなどの主成分としても使われることが多い洗浄成分です。
ベタイン系シャンプーが適している人は、
- 敏感肌・乾燥肌の人
- 頭皮のかみゆがある人
など。
ベタイン系洗浄成分の主要成分は、
- コカミドプロピルベタイン
です。
アンクオリジナルシャンプーの洗浄力は?
では上記の基礎知識をもとにして、アンククロスの各シャンプーの洗浄力を検討していきましょう。
まずアンクオリジナルシャンプーからですね。
アンクオリジナルシャンプーの主要洗浄成分は、
- ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系)
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(オレフィン系)
です。
洗浄成分1:ラウロイルメチルアラニンNa
ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸系洗浄成分ですね。
髪や頭皮と同じ弱酸性で適度な洗浄力と泡立ち、低刺激が特徴です。
洗浄成分2:オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは高い洗浄力を持つオレフィン系洗浄成分。
泡立ちの良さ、泡切れの良さも特徴でが、刺激の強い成分でもあります。
結論
適度な洗浄力と低刺激なアミノ酸系洗浄成分を主成分とし、オレフィン系洗浄成分を補助的に使うことで、公式サイトにも書かれている「程よい洗浄力」を引き出す処方のようですね。
アンククロスシャンプー(アンクオリジナルシャンプー)を購入して実際に使ってみたわたしの感想をレビューします。アンククロスシャンプーの悪い口コミや良い評判もあわせてご紹介!
アンクオリジナルエアリーシャンプーの洗浄力は?
アンクオリジナルエアリーシャンプーの主要洗浄成分は、
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
- ココイルメチルタウリンNa
です。
洗浄成分1:オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
オレフィン系洗浄成分は高い洗浄力の反面、刺激の強さが特徴です。
泡立ち、泡切れが良く、スッキリした洗い心地の洗浄成分でもあります。
洗浄成分2:ココイルメチルタウリンNa
非常に低刺激で洗浄力も控えめなタウリン系洗浄成分ですね。
洗い上がりはさっぱりふんわりの仕上がりです。
結論
洗い上がりのサラサラ感重視の洗浄成分ですね。
洗浄力の高いオレフィン系洗浄成分が主成分ですが、タウリン系を補助成分としている他、ホホバオイル・アルガンオイル・リンゴ酸と言った贅沢なコンディショニング成分が髪を保護する処方と言えるでしょう。
アッシュシャンプー・ピンクシャンプーの洗浄力は?
アッシュシャンプー・ピンクシャンプーの主要洗浄成分は、
- コカミドプロピルべタイン
- コカミドDEA(植物由来の洗浄助剤)
です。
洗浄成分1:コカミドプロピルべタイン
ベビー用シャンプーなどにも使われることの多い、非常にマイルドな洗浄力、低刺激が特徴のベタイン系洗浄成分です。
リンス効果も併せ持っています。
洗浄成分2:コカミドDEA
単体で使われることは少なく、他の洗浄成分の補助として泡立ちを良くする等の目的で使われます。
結論
低刺激かつマイルドな洗浄力というイメージですね。
カラーホールドシャンプーとしての洗浄成分へのこだわりでしょうか。
アンククロス LOAシャンプーの洗浄力は?
アンククロス LOAシャンプーの主要洗浄成分は、
- コカミドプロピルべタイン
- コカミドDEA(植物由来の洗浄助剤)
です。
上の「アッシュシャンプー・ピンクシャンプー」と同じ洗浄成分で、マイルドな洗浄力でシールエクステにやさしい処方と言えそうですね。
ディープマリンマッドシャンプーの洗浄力は?
ディープマリンマッドシャンプーの主要洗浄成分は、
- コカミドDEA(植物由来の洗浄助剤)
- コカミドプロピルべタイン
です。
組み合わせはやはり「アッシュシャンプー・ピンクシャンプー」と同じですが、コカミドDEAが主成分で、成分表示上ではグリセリン(保湿剤)を間に挟んでコカミドプロピルべタインが書かれています。
コカミドDEAは単体ではほとんど洗浄力のない成分ですから、商品説明にある通り「マリンシルト」や「炭」による汚れの除去・頭皮のデトックスを目的としたシャンプーだと言えそうです。
アンククロスシャンプーの洗浄力 まとめ
アンクオリジナルシャンプー | アンクブランドのシャンプーの中では中間的で程よい洗浄力 |
---|---|
アンクオリジナルエアリーシャンプー | やや強めの洗浄力でサラサラの仕上がり重視 |
アッシュシャンプー・ピンクシャンプー | カラーホールドシャンプーらしいマイルドな洗浄力 |
アンククロス LOAシャンプー | シールエクステにやさしいマイルドな洗浄力 |
ディープマリンマッドシャンプー | マリンシルトの頭皮環境サポート重視のスカルプシャンプー |